リボンエナジーは2023年11月に設立された株式会社リボンエナジーが提供する新電力サービスです。住まいの環境に合わせた割引特典が豊富で、注目を集めています。
今回はそんなリボンエナジーの料金プランや契約するメリット・デメリットを徹底解説します。リボンエナジーへの申し込みを検討している方はぜひ参考にしてください。
Table of Contents
リボンエナジーの基本情報
提供会社 | 株式会社リボンエナジー |
供給エリア | 全国(沖縄・一部離島を除く) |
契約期間・解除金 | 契約期間の縛り:無 解約金:0円 |
支払方法 | クレジットカード・デビットカード |
セット割引 | なし |
リボンエナジーの料金プラン
リボンエナジーが一般家庭向けに提供している料金プランは「リボングリーン」のみです。
リボングリーンの特徴は「基本料金と燃料費調整額が0円」「市場連動型の料金プラン」「実質再生可能エネルギー100%の環境に優しい電気」の3点です。
ここでは、リボンエナジーの料金体系について詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。
リボンエナジーの仕組みと計算方法
まずは、リボンエナジーの仕組みと電気代の計算方法を紹介します。リボンエナジーは市場連動型の料金プランのため、固定従量単価型の料金プランとは電気代の算出式が異なります。
固定従量単価型の料金プランと異なるのは「変動従量料金」「固定従量料金」の2点です。それぞれの料金の詳細は以下の通りです。
詳細・算定方法 | |
変動従量料金 | 30分毎に変動するJEPXの料金スポット市場価格に基づいて算定。 →電気の市場価格によって変動する単価(市場連動型と言われる要因) |
固定従量料金 | お客様にサービス提供するためにリボンエナジーが定めた費用。 →託送料金とサービス料金などが含まれておりエリア毎に固定の単価 |
「固定従量料金」は、固定従量単価型の電力量料金よりも割安に設定されているため、料金比較の際に重要になるのは「変動従量料金」となります。
つまり、電気の市場価格が安い時であれば電気代が安く、高騰している時は電気代も高くなるのがリボンエナジーの電気代の特徴です。
各地域の大手電力会社との料金表比較
続いて、各地域の大手電力会社の料金とリボンエナジー(グリーンリボン)の料金表を比較しました。
ただし、先程も紹介した通り、大手電力会社とリボンエナジーでは料金算出式が異なるため、料金表を比較するだけではどちらが安いのかは判断できません。そのため、この料金単価の差額だけでどちらが安いかを決めつけないように注意しましょう。
北海道エリア
北海道電力 従量電灯B | リボンエナジー グリーンリボン | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 402..60円 | 0円 |
【北海道電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | ~120kwh | 35.35円 | ■固定従量料金 24.20円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~280kwh | 41.64円 | ||
281kwh~ | 45.36円 |
東北エリア
東北電力 従量電灯B | リボンエナジー グリーンリボン | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 369.60円 | 0円 |
【東北電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | ~120kwh | 29.62円 | ■固定従量料金 22.00円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 36.37円 | ||
301kwh~ | 40.32円 |
東京エリア
東京電力 従量電灯B | リボンエナジー グリーンリボン | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 311.75円 | 0円 |
【東京電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | ~120kwh | 29.80円 | ■固定従量料金 22.00円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 36.40円 | ||
301kwh~ | 40.49円 |
中部エリア
中部電力 従量電灯B | リボンエナジー グリーンリボン | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 321.14円 | 0円 |
【中部電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | ~120kwh | 21.20円 | ■固定従量料金 22.00円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 25.67円 | ||
301kwh~ | 28.62円 |
関西エリア
関西電力 従量電灯A | リボンエナジー グリーンリボン | ||
最低料金 | 最初の15kwhまで | 522.58円 | 0円 |
【関西電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | 16~120kwh | 20.21円 | ■固定従量料金 19.80円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 25.61円 | ||
301kwh~ | 28.59円 |
北陸エリア
北陸電力 従量電灯B | リボンエナジー グリーンリボン | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 302.50円 | 0円 |
【北陸電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | ~120kwh | 30.86円 | ■固定従量料金 22.00円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 34.75円 | ||
301kwh~ | 36.46円 |
中国エリア
中国電力 従量電灯A | リボンエナジー グリーンリボン | ||
最低料金 | 最初の15kwhまで | 759.68円 | 0円 |
【中国電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | 16~120kwh | 32.75円 | ■固定従量料金 22.00円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 39.43円 | ||
301kwh~ | 41.55円 |
四国エリア
四国電力 従量電灯A | リボンエナジー グリーンリボン | ||
最低料金 | 最初の11kwhまで | 666.89円 | 0円 |
【四国電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | 12~120kwh | 30.65円 | ■固定従量料金 22.00円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 37.27円 | ||
301kwh~ | 40.78円 |
九州エリア
九州電力 | リボンエナジー グリーンリボン | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 316.24円 | 0円 |
【九州電力】 電力量料金 【リボンエナジー】 固定従量料金+変動従量料金 | ~120kwh | 18.37円 | ■固定従量料金 19.80円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 23.97円 | ||
301kwh~ | 26.97円 |
リボンエナジーは各地域の大手電力会社と比べて安い?
結論からお伝えすると、リボンエナジーと大手電力会社のどちらが安いかを断言することができません。
基本料金だけで見ると、リボンエナジーが0円のため優位性がありますが、変動従量料金の単価によっては大手電力会社よりも割高になってしまう可能性もゼロではありません。
しかし、市場の電力取引価格が安い時間帯に電気を使用するように心がけることで、リボンエナジーの電気代を安く抑えることができます。
市場の電力取引価格が反映される変動従量料金は、リボンエナジーのマイページ上で30分毎の単価を確認することが可能です。(下記画像参照)
こちらのデータを参考に、賢く電気を使用することで、大手電力会社や他の固定従量単価型の新電力会社よりも電気代を安く抑えることは十分に可能です。
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リボンエナジーは公式サイトよりWEB完結で申込ができます。(契約切替申込のみ)
リボンエナジーのメリット
次に、リボンエナジーで契約するメリットを紹介します。
電気を賢く使用することで電気代を節約できる
リボンエナジーは、変動従量料金(市場の電力取引価格)が安い時間帯に電気を使用するように意識することで、電気代を安く抑えられます。
リボンエナジーの変動従量料金はマイページ上で確認できるため、家電を使用した家事を行う時間帯を決める際の参考にすることをおすすめします。
住まいの環境に合わせた割引特典がある
リボンエナジーでは住まいの環境に応じたユニークな割引特典がある点が魅力です。リボンエナジーが提供している割引メニューは全部で7種類あり、複数該当する方は割引特典を併用して適用することも可能です。
割引額 | 適用条件 | |
マイホーム割引 | -0.55円/kWh | 持ち家に住んでいる |
ファミリー割引 | 1人世帯:-0.11円/kWh 2人世帯:-0.22円/kWh 3人世帯:-0.33円/kWh 4人世帯:-0.44円/kWh 5人以上:-0.55円/kWh | 世帯人数によって割引額が変動 ※誰でも適用可能です |
ペット割引 | -0.55円/kWh | ペットと暮らしている |
オール電化割引 | -0.55円/kWh | オール電化住宅に住んでいる |
太陽光割引 | -0.55円/kWh | 太陽光発電設備がある |
蓄電池割引 | -0.55円/kWh | 家庭用蓄電池がある |
EV割引 | -0.55円/kWh | 電気自動車を所有している |
割引特典は自動で適用されるわけではないので、リボンエナジー申込後にマイページから自分で手続きする必要があるので注意しましょう。
また、契約後に「家族が増えた」「マイホームを購入した」など、新たに割引条件を満たした場合もマイページから手続きすることで、割引特典を追加できます。
初期費用・解約金が無料
リボンエナジーは契約時かかる事務手数料や、解約時にかかる違約金の定めがありません。そのため、申し込み後にやっぱり他の電力会社に切り替えたいと思った方でもノーリスクで解約できます。
市場連動型の料金プランは、市場の電力取引価格によっては電気代が高騰するため、違約金の定めがあると申込リスクを強く感じてしまう方も多いでしょう。
その点、リボンエナジーであれば気軽に市場連動型プランをお試しできるので、非常におすすめです。
支払方法でデビットカードを選択可能
電気代の支払方法でクレジットカード決済しか選べない新電力会社は非常に多いです。
しかし、リボンエナジーはクレジットカード決済以外に、デビットカード決済を選択可能なので、支払方法に選択肢がある点が魅力と言えるでしょう。
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リボンエナジーのデメリット
続いて、リボンエナジーのデメリットを紹介します。
市場の電力取引価格による電気代高騰リスクがある
リボンエナジーは市場連動型の料金プランであるため、市場の電力取引価格が高騰すると電気代も高くなります。
ただし、リボンエナジーは契約後にいつ解約しても解約金がかからないため、市場の電力取引価格が高騰している際は、一時的に他の電力会社に切り替えることでリスク回避も可能です。
その後、電力取引価格が落ち着いたタイミングで、リボンエナジーで再契約するといったことも可能なので、マイページで変動従量料金単価を逐一確認している方であれば、そこまで気にするデメリットではありません。
支払方法で口座振替を選択できない
リボンエナジーでは電気代の支払で口座振替を選択できません。
そのため、クレジットカードかデビットカードを持っていない方はそもそもリボンエナジーでの契約ができないので注意しましょう。
【おすすめ記事】おトクな電力会社を調べる
リボンエナジーはこんな方におすすめ
最後に、リボンエナジーがどのような方におすすめの電力会社かをまとめました。
リボンエナジーでの契約をおすすめする方
リボンエナジーは市場連動型の料金プランのため、30分毎に変動する市場の電力取引価格の安い時間帯を狙って電気を使用することで、電気代を節約できます。
固定従量単価型の電力会社よりも電気代を安く抑えられる可能性もあるので、賢く電気を使用して少しでも電気代を安く抑えたい方におすすめの電力会社です。
また、リボンエナジーには7種類の割引メニューが用意されており、複数該当する方は割引特典を併用して適用可能です。そのため、複数の割引特典を併用できる方はそれだけでも電気代を安く抑えることができるでしょう。
その他にも、電気代をデビットカードで支払いできる電力会社は非常に少ないので、デビットカードで普段の支払を済ませている方にもおすすめです。
この記事を読んでリボンエナジーが気になった方は、ぜひ公式サイトでも詳細を確認してみてください。
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