引越しの際に意外と忘れてしまうのが、駐車場の手続きです。
新居自体に駐車場が用意されている場合は、物件の手続きと並行して行われることが多いです。そこで今回は、新居に駐車場がない場合の駐車場探しと手続きの進め方を解説しますので、引越し先で駐車場を探す際の参考にしてください。
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駐車場探しの前に旧居の駐車場解約手続きをしておきましょう
旧居で駐車場を利用している場合は、解約手続きを行っておきましょう。旧居物件の駐車場を借りている場合は、退去手続きと同時に申し出ると効率的です。
別で月極駐車場を契約している場合は、まずは契約書を確認し、指定の連絡先へ解約の連絡をします。
物件や駐車場指定の連絡先に解約の連絡をすると、解約書類がもらえます。必要事項を記入して提出すれば、解約手続きは完了です。
引越し先での駐車場の探し方
まずは引越し先での駐車場の探し方を紹介します。
インターネットで検索する
まずはインターネットで検索してみるのが最も効率的です。賃貸マンションやアパートをネットで探したことがある人ならそれの駐車場版と言えばイメージしやすいでしょうか。
最も手軽かつ多量の情報を得ることは可能ですが、ネットは情報の正誤を自分で判断する必要があります。空き情報があっても、実際は満車だったりする場合もあるので、気になる駐車場をピックアップし、管理会社へ確認しましょう。また、掲載情報の更新日時にも注意しましょう。
新居周辺を徒歩で探す
時間に余裕があれば、新居周辺を自ら探すことも非常に有効です。先述した条件項目も、自分の目で確かめることが可能です。特にサイズ感や全面状況、セキュリティー面などは写真と実態が違うパターンが起こりやすいので実物を確認するメリットが大きいです。
また、新居までの距離感や新居周辺の情報などもついでに確認できるので住み始める前に具体的なイメージができます。
不動産や管理会社に問い合わせる
月極駐車場をはじめて借りる方や、知識があまりない方は、不動産会社や新居の管理会社に相談してみる手段もあります。
自宅周辺の不動産会社に相談すれば、対面で近所の駐車場事情に詳しかったり、駐車場についてその場で質問もできるので安心感もあります。また、会社によって持っている情報量も変わるので、インターネットでは検索できない駐車場の情報を教えてくれる可能性もあります。
契約手続きの流れ
続いて、契約手続きの流れを紹介します。
借りたい駐車場が決まったら、駐車場の管理会社に問い合わせて空き状況を確認しましょう。空きがある以外にも、駐車可能な車種やサイズ、初期費用含む利用料金、いつから利用可能かなども確認しておくとスムーズです。
また、空きがなかった場合は、空き予定を聞いたり、「空いたら連絡を欲しい」など予約ができることもあるので確認してみましょう。
①の問合せ(空き確認)で特に問題がなければ、申し込みに進みます。基本的に管理会社の案内に沿って進めば問題ありません。
※一般的にな住宅物件と同じように、「支払い能力、職業」などの審査があります。およそ1~2日程度で結果が出ることが多いですが、申込後すぐに利用できるわけではないことに注意しましょう。
手続きの方法は、大家さんや管理会社によって多様です。
一般的には店舗に来店して、契約書に署名・捺印を行うことが多いです。案内に沿って行い、来店予約や持ち物を確認しましょう。「運転免許証」や駐車予定車両の「車検証」は必須の場合が多いです。
物件の賃貸と同様に、契約手続きが済んだら初期費用を支払います。支払いの流れは大家や管理会社の指示に従いますが、金額は契約書内に記載されているか、別途請求書が発行されるのが一般的です。
車庫証明の手続きも忘れずに
駐車場が決まったあとは、車庫証明の手続きも忘れずに行いましょう。以前の場所で車庫証明を取っていても改めて住所の登録が必要です。車庫証明とは、「車の保管場所を用意できています」というものを公的に証明するものです。
車庫証明の手続きを放置することは法律違反(20万以下の罰金)となります。車庫証明の不届だけを取り締まることはあまりないようですが、法で定められていることは事実ですので忘れずに手続きしましょう。
車庫証明に必要な書類の中に、「保管場所使用承諾証明書」と「保管場所の配置図」があります。これらは駐車場契約の際に、管理会社が用意してくれるケースもあるので確認してみましょう。
車庫証明の手続きは別の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
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